5120adb1s
ある日曜日の午後、妻と六本木の国立美術館に出かけました。
ヨーロッパの有名画家の特別展、季節はいいし、天気も快晴、絶好のデート日和です。

夕方まで美術館でその日のイベントを楽しんでから、近くのカウンターから街の並木が見える懐石のお店で早めの夕食、美味しい料理にお酒もはいり妻は上機嫌です。

食事の後、六本木のバーでデートの続き、ワインにカクテル、ますますお酒もはいり、話が弾みます。

「今日、見た中でどの絵がよかった?」
「どれもよかったけど、ほら白人の美少女っぽい裸婦の絵があったでしょ、あれが気になったわ」

「あの画家さんの絵の中でも有名な絵だよね、どうして?」
「私もすごく若い頃に1回モデルをやったことがあるからかなぁ」

「え?裸婦画の?初耳だよ」
「あっ、あちゃ~~、また余計な事を言っちゃった、うふふ」

「話して」
「え~~~~、イヤだな~」

「は・な・し・て!!!」
「もう~~、イヤだってば~~、うふふ」

「イヤだ」と言っている割には語気に優しさがあります。
そして、アルコールのせいもあるのかもしれませんが、顔が上気してほんのりと赤くなっていました。

「それって、いつ頃?」
「う~ん、もう就職してたから23歳くらいかな」

「どうしてモデルをする事になったの?」
「その頃に仲の良かった女友達から裸婦画のモデルを探してる人がいるんだけど、どう?って」

話してくれるようです・・・

「ああ」
「女友達も、変な人だと困るからって、顔合わせって名目で先に3人で会ったの、その画家の人が飲みに連れて行ってくれたのよ」

「うん」
「その画家の人、「NTR画家さん(仮名)」は当時45歳くらいで見た目も渋くて、車はBMW、松濤にアトリエ兼自宅を持ってるような人、後で調べたら超有名人&超お金持ちだった」

「それでOKしたんだ?」
「情熱的に口説かれて・・・、それにギャラは破格だし、絵のモデルにも興味があったから」

「それから?」
「2週間後くらいに松濤のアトリエでモデルをしたの」

「そういうのって1日で終わるの?」
「うん、1日」

「ねぇ、変な事を聞いていい?その画家って独身?」
「独身、っていうか女の人に直接の興味がないっていうか・・・」

「女に直接の興味がない?直接?それってどういう意味??あっち方面の人って事???」
「説明するのが難しいんだけど、自分で女の人と性行為するのにはまったく興味がないんだけど、かといって特に男が好きなわけでもない、両刀とも少し違うし」

「え?なに?」
「究極の芸術家だから、やっぱり感性が違うっていうか?性癖も超変わってて」

「つまり?」
「つまり、自分の女が他所の男にやられてるのを見るのが喜びって、まあ簡単に言うとN・T・Rさんなの、でも両刀でもあるんだけど」

「N・T・R、寝取られさんね、俺と同じ性癖なのね、両刀はないけど、あははは」
「私の人生、N・T・Rさんとばっかり縁があるの、うふふふ」

「じゃあ、美鈴はそのモデルした時、誰かにやられちゃうのね?」
「うふふ、そういう事」

これからの話は当然のことながら過激な会話になりますので、周りに聞こえないようにもっと静かに話せるお店に移動する事にしました。

会計を済まし、黒服さんに甲斐甲斐しく見送れながらエレベーターのドアが閉まると、一瞬たりとも我慢しきれず、妻を強く抱き寄せキスをします。

こちらから舌を差し込むより早く、妻の舌が私の口に差し込まれ、お互いの舌を吸い、くちゅくちゅと音を立て舌と唾液を絡め合う激しいキスです。

抱きしめる手で乳房を弄び、むっちりとした太腿に這わせ、スカートの中に潜りこませると、すでに下着の上から弄っているにもかかわらず、その指先には湿った感触がしていました。

「ああっ~~」
甘美な快感のせいでしょうか?

その半開きの唇から切なそうな吐息が洩れ、呼吸が荒くなっています。
夢中になった様子で私の首にぶら下がるように噛り付いてきました。

耳元に妻の舌が侵入してきます。
ヌメヌメとした舌が熱い・・・

なんとも、話は高尚な美術談義から思いがけない方向に進み始めました。
妻の不思議な不思議なモデル体験を今夜はじっくりと聞きたいと思います。